BioZのパラメーター

BioZは以下のパラメーターを測定します

Stroke Volume / Stroke Index (SV / SI) 一回拍出量/係数

SVは左心室が一拍で拍出する血液の量で、単位は(ml)です。
SIはSVを患者の体表面積(BSA)で割った値で、患者の体の大きさに関係なくSVを比較するために用います。

Cardiac Output / Cardiac Index (CO / CI) 心拍出量/係数

COは左心室が一分間に拍出する血液の量で、単位は(l/min)です。
COはSVとHeartRate(HR)を掛けた値です。
CIはCOを患者の体表面積(BSA)で割った値で、患者の体の大きさに関係なくCOを比較するために用います。

Systemic Vascular Resistance / SVR Index (SVR / SVRI)
全末梢血管抵抗/係数

SVRは大動脈を流れる血液への抵抗を代表する値です。
SVRは以下の方程式で決定します。

SVR = [(MAP - CVP) / CO] x 80
MAP:mean arterial pressure、平均動脈圧
CVP:central venous pressure、中心静脈圧

SVRIは計算式においてCOではなくCIを用いており、患者の大きさに関係なく比較することが出来ます。

SVRI = [(MAP - CVP) / CI] x 80

Velocity Index (VI) 速度係数 、Acceleration Index (ACI) 加速係数

これら2つの指標はBioZの特定のパラメーターです。
VIはインピーダンスの変化率の最高値であり、大動脈の血液の速度の指標です。
ACIはVIの変化率の最高値であり、大動脈の血液の加速度の指標です。
それらは心筋収縮能か心臓のポンプ力を反映します。

Thoracic Fluid Content (TFC) 胸部体液容量

TFCは胸部の全ての体液量(血液、胸水など)の目安になる指標です。
TFCはベースインピーダンスの逆数として計算されます。
ベースインピーダンスは胸部の導通性の物質(血液、胸水等)の量に正比例しています。

Pre-Ejection Period (PEP) 前駆出時間比

心室性消極(ECGにおけるQ波)の開始から大動脈弁の開口(インピーダンス波形の最初ののぼりの傾き、Bポイント)までで、PEPは測定される間隔です。

Left Ventricular Ejection Time (LVET) 左心室駆出時間

大動脈弁の開口(インピーダンス波形のBポイント)から大動脈弁閉鎖(インピーダンス波形のXポイント)までの時間がLVETの時間です。

Systolic Time Ratio (STR) 収縮時間比

STRは左心室の機能に反比例しています。
STRは以下の計算式で計算します。

STR = PEP / LVET

Left Cardiac Work/Index (LCW/LCWI) 左室一回拍出仕事量/係数

LCWは心筋の酸素消費量に似ています。
LCWは以下の計算式とします。

LCW = (MAP - PAOP) x CO x 0.0144

PAOPは肺動脈閉塞圧、又はウェッジ圧です。
肺動脈カテーテルを使っての直接の測定以外では、LCWの決定のためにPAOPが与える影響の最小の値として
12mmHgのデフォルト値を使用することが出来ます。

LCWIは計算式においてCOではなくCIを用いており、患者の大きさに関係なく比較することが出来ます。

LCWI = (MAP - PAOP) x CI x 0.0144